冬の皮膚トラブルとお手入れ

気温や湿度が低くなる冬は、肌がもっともダメージを受けやすい季節です。お手入れに注意をはらい、皮膚のトラブルを防ぎましょう。

乾燥肌にはじゅうぶんな保湿が大切

冬は症状が出やすい時期です。そのままにしておくと、角質がはがれて防御機能が低下します。そこに外部からの刺激がくわわるとかゆみが生じます。がまんできずにかいてしまうと湿疹ができ、さらにかゆみを強く感じてかくと悪化するというまさに悪循環です。

予防するには、症状が出る前に、じゅうぶん保湿することが重要です。特に乳幼児期から学童期までの子ども、中年女性、高齢者やアレルギー疾患、慢性疾患などがある人は注意が必要になります。

冬はじんましんに要注意です

一般的には、食品、薬物、疲労、ストレス、汗などが原因で起こることが多いですが、病巣感染(へんとう腺炎、虫歯、副びくう炎、ピロリ菌など)のために生じることもあります。原因を突きとめて、取り除くことが必要です。

治療には、かゆみを引き起こす物質のはたらきをおさえる薬(抗ヒスタミン剤)を内服します。同時に保湿剤などの外用薬も使用します。乾燥した皮膚は、じんましんを生じやすいので冬は特に注意が必要です。

熱いシャワーを浴びたり、バスタブに長時間つかったり、ナイロン製のタオルやスポンジなどでゴシゴシ洗うと悪化する可能性が高いです。入浴する場合には、ぬるめのお湯に短時間つかるにとどめ、からだは手でやさしくなでるように洗います。

肌に正しい洗顔法を身につけたい

指が触れるか触れないかくらいの力加減で指全体を使って円をえがくように洗います。このとき、洗顔料をしっかり泡だて、おでこ、ほお、鼻、あごにのせ、こわさずに転がすよう
にするのが大切です。時間をかけすぎると、乾燥させることになるので1分程度でじゅうぶんです。

ぬるま湯でしっかりすすぎます。髪の生えぎわは特に入念に洗います。水分をふき取るのは、やわらかいタオルです。おさえるようにします。指よりもまさつが起きやすいので、こすらないことが重要です。洗顔後はただちに化粧水や保湿剤などをつけます。

肌に正しい入浴法を身につけたい

洗浄料をしっかり泡だてます。こすらず、やさしく手で洗います。角質をきずつけず、皮脂を過剰に取らないためです。すすぎ残しがないように注意します。バスタブの温度は40℃以下とし、入浴時間は10分程度にします。

最適な保湿剤は低刺激のものです。入浴後は皮膚がやわらかくなって吸収しやすくなっているので、まだからだが温かいうちにぬります。

皮膚のトラブルをふせぐには乾燥をさけ、正しい洗顔法や入浴法を身につけることが重要です。お手入れは日々の積み重ねが大切です。しんぼう強くがんばりましょう。